VariSpeed再生のためのレコード風ピッチコントロール

再生をより触感的に整える方法

VariSpeed に、通常のスライダーよりもターンテーブルに近い感覚で扱える、任意のピッチコントロール用サイドバーを追加しました。Environment ツールバーのメニューから追加できる補助コントロールストリップとして実装しているため、実際に必要なときまで表示を気にせずにお使いいただけます。

考え方はシンプルです。ピッチやタイミング、微細な再生調整を行う場面では、コントロールがすぐに反応し、ひと目で読み取れることが重要です。新しいサイドバーは、縦方向のストリップとより明確な視覚リズムによって、VariSpeed にいっそう物理的な存在感を与え、細かな追い込みをしやすくしています。

Vinyl Start と Stop のエフェクト

同じサイドバーには、Vinyl Start/Stop エフェクトも追加しました。可変の torque と stop time により、再生の立ち上がりや停止の動きを整えられるため、トランスポートが単に開始・停止するだけでなく、レコードプレーヤーらしい滑らかな挙動で移行できるようになります。

各コントロールは、実用性を重視して設計しています。

  • Torque は 3.8 から 4.6 の範囲
  • Stop time は 0.2s から 6.0s の範囲

これにより、過度に演出的になりすぎず、ほどよく機械的な反応を追い込める余地を確保しています。きびきびした反応を求める場合も、よりゆっくりとした、明確に vinyl 由来の質感を出したい場合も、どちらにも対応できます。

キーボードからの Start/Stop

再生メニューには、Vinyl Play/Pause のショートカットとして SHIFT + SPACE も追加しました。

一見すると小さな変更ですが、実際にはかなり重要です。ピッチ挙動を集中的に確認したり、再生状態を比較したりする際に、UI を探し回らずに再生・一時停止へ移れることで、作業の流れがより滑らかになります。

VariSpeed は以前からピッチ変更に有用でしたが、今回の更新でさらに表現力が増し、常に手の届くところに置けるようになりました。ピッチコントロールを単なる機能的なノブとしてではなく、リスニング体験の一部として捉え、視覚的にも操作感の面でも、少し音楽的に感じられるようにしたいと考えています。

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